#2 【読書ログ】そのお金の無駄遣いやめられますか?

■タイトル

そのお金の無駄遣いやめられますか?

https://www.amazon.co.jp/そのお金のムダづかい、やめられます-菅原-道仁/dp/4905073456

 

■本を読む目的

「無駄遣い」をさせてしまうような脳の癖を知り、その癖を常に利用できるようになる。

 

■ポイント

 

メタ認知力(自分の行動や思考を客観的に見ることができる能力)が低いほど、自分を客観的に見ることができずその結果として無駄遣いが多くなり幸福度が低くなる メタ認知力は訓練により高められる 

・収入にかかわらず、より幸福度が高い人生を送るためには、無駄遣いをさせてしまう「脳のクセ」を理解し、自分の無駄遣いの傾向と関連するクセを客観的に観察し、自分の価値観にあった消費行動が行えるようにすることが重要

 

 ・無駄遣いをさせてしまう「脳のクセ」

 

1.「脳は本質的に周囲に流されるのが大好き」(認知バイアス

・脳は考えたり、判断したりすることが大嫌いの怠け者である。

・本当はいらないものなのに 判断(=認知)が勝手に歪められ(=バイアス)「欲しい、必要だと」思わされる

・素敵なものに出会うと、ドーパミンが大量放出され脳内が興奮状態となる。衝動的にものを買い「一時」の満足感が得られる。その後、すぐドーパミンの放出が止み、興奮がさめ、「これ何で買ったんだっけ?」となる。

 

2.「自分だけは大丈夫、なんとかなるだろう」と考える (正常性バイアス

・状況が悪くなることがわかっていても、今この瞬間が大丈夫であれば、その警告や兆候は無視していいと脳が勝手に判断してしまう。

 

3.「脳は絶対観で判断できない」 (アンカリング効果)

・脳は、相対的に検討し判断を下す。例えば、ホテルで飲むジュースは、1000円以上、自動販売機のジュースは100円、だから自動販売機のものを買う判断を下す。脳は、100円のジュースが高いかの判断はしない。

(アンカリング効果は、価格以外にも、赤信号を渡る、タバコを吸う、赤信号で渡るという経験を一度すれば、その選択肢が自分の中に出てくる。自分の日々の判断を注意深く観察して、どういう根拠で判断を下しているか考える。

 

4.「どんな失敗も成功にみえる」(高知恵バイアス)

・「何か悪いことが起こった時、それを予測可能だったと考える」脳のクセ、脳は未知のものから受けるストレスを勝手に減らそうとする、そして脳は、無意識に記憶を改竄していく。失敗から学ばない。

 

5.「他人と比べて自分はどうか?」「よく思われたい」と考える (自己顕示欲)

・自分に自信がないと自己顕示欲が強くなる。人から注目されるために、必死に着飾る。

・着飾り「自分がすごい」と思えても、その瞬間が過去となれば、次の栄光を求めより多くのお金や時間をかけるようになるため、エンドレス

 

■ エッセンス

・脳は、ほったらかしにしていると好き勝手に解釈をし、やりたい放題にやってしまう、いかにやりたい放題にさせないか

・脳と自分との日々の戦い。日々の1戦1戦に勝利し続けることにより、人生がより研ぎ澄まされ、そして「自由」という本当のご褒美がもらえる

 

■アクション

・日々の行動を計画し、対計画で見てみる

・「ちょっとした抵抗」を続ける (買い物メモ、必要最低限のお金だけ持つ、空腹で買い物にいかない)

・1日1つ捨てる

・金のかからない、楽しい遊びを考え尽くす

 

やりたいこと

・「面白いことに溢れかえる世の中にしていく」

・「僕がやってきた仕事をもっともっと魅力的なものする」

・「経済的な自由でセミFIREをめざす」

・「トライアスロンアイロンマン完走、そしてスポーツの普及活動につなげる」

・「好きなもののみに囲まれて暮らす」